帰山奉告式編
・・・前回のつづき、帰山奉告式編です!
修行の修了・お寺に帰ったことを、神仏や檀信徒の皆さまに申し述べ・・・
ご披露する式典の事を、「帰山奉告式」といいます。
我が千葉県東部管区からは、4名のお上人が荒行堂に挑み、無事成満。
時系列に、書いていきます。
まず、荒行成満日の翌日、2月11日・・・
香取市「大相寺」さまのご住職は、第参行(通算300日)を成満。
檀信徒の皆さんと共に行列し、ご帰山。
奉告式に先立ち、水行にて心身を清めます。
大音声での読経、御宝前・参列者へのご祈祷も行われました。
13日には、山武市「妙隆寺」さまへ。
副住職は、遠壽院大荒行堂 第参行を成満されての帰山です。
この機会に、檀信徒の多くがお宅に、子大黒(大黒天)を勧請され・・・
荘厳された御宝前に、壱百日読経されたご尊像が、お祀りされました。
満席の堂内での、ご祈祷。
2月22日には、多古町「顕実寺」さまにて、副住職の成満奉告式が。
初行(初めての入行)の帰山式が、最も帰山式らしい帰山式、かもしれません。
もしも、ですが・・・自分(私)がやってきた道を、息子が進むと言いだしたら。
複雑ですが、心がざわつきます。
締めくくりは23日、山武市「本行寺」さまへ。
副住職の、再行(通算200日)の帰山奉告式です。
長蛇の行列にて、檀家総代のお宅より、帰山行列してお寺に向かいます。
再行の相伝は、幣束(へいそく)相承。
紙を切り折りし、紙を宿したり荘厳したりする秘伝を、伝えられます。
暖かな雰囲気に包まれた、奉告式となりました。
帰山奉告式の準備は、やや特殊な部分が多いかと思います。
やはり、入行経験者でないと、滞る部分もあると思いますし・・・
準備物品の多さ然り、(本人不在の中での)多方面への打ち合わせ然り。
(近々ですと昨年ですが)私の帰山式の時も・・・
皆さんご苦労なさったんだなぁ、と再認識。
4件の帰山奉告式に、スタッフとして関わらせていただきましたが・・・
お声掛けしていただけたということも、ありがたい次第です。
・・・という訳で、(前回と併せ)怒涛の2月でした。
病魔蔓延のニュースが、毎日毎日飛び交っておりますが・・・
私の周りでも、今後の行事中止の協議や、中止決定の声が聞こえてきます。
インフルエンザの患者数が(年間)1千万人で、死者が1万人だったり・・・
毎年、3万人以上の方が、自ら死をえらんでいたり。
まぁ、比べても仕方ないことですが。
今日も息子は(保育園帰りに)お友達と、我が家で遊ぶそうです。
外出危ぶまれる現況、ストレス発散も方法を選びますね。
友は、宝ですな。