アナログ

先日(11月23日)は、匝瑳市「常福寺」さまにて・・・

(私にとって)今年最後の“お会式”に、出仕させていただきました。

 

また、これに併せ厳修されたのは、「三十番神」の“開眼(入魂)法要”。

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「三十番神」に関しては、個人的に頭を悩ませたこともあり・・・

以前、書かせていただきましたが。。。

仏師もお見えになったこの日、貴重な情報も得ることが出来ました。

 

“お会式”が終われば、秋も終わり。

気候的には、「今年は、秋が長げぇな。。。」と思っていた、今日この頃。

 

ようやく、朝晩は冷え込むようになってまいりましたが・・・

「“冬の訪れ”を実感する瞬間TOP10」なんてものを、目にしました。

 

1位 朝、目覚めて布団から出るのが嫌になったとき
2位 風呂上がりに、寒さを感じるようになったとき
3位 日の短さを、実感したとき

 

何とも、当り障りのないデータではありますが・・・

私の場合は、“間違い電話”ですかね。

 

うちと電話番号が“1番違い”の、燃料屋さん。

「〇〇ですけど、灯油を・・・」ってやつ。

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天候にも恵まれた本日は、空き墓地区画などの“草刈り”を。

きっと、今年最後の草刈りですね(そう願います。。。)。

 

さて。

 

宗勝寺では、檀信徒の皆さまへのご案内は・・・

封書の郵送と、させていただいておりますが。

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こちらは、それに同封される“寺報(お寺の新聞)”の原稿。

その名も、「宗勝寺 瓦版」です。。。

 

“情報伝達”と、いうことならば・・・

直接顔を合わせ伝える、ということには敵わないのではないでしょうか。

 

しかしながら。

 

こちらが、懸命にお話ししても、聞き入れられなかったりすることが・・・

同じことでも、“書面”にするだけで伝わる、ということもあったりする訳です。

 

そして、老若男女にお目通しいただけるのも・・・

こういった、「アナログ」のもの。

 

・・・とはいえ。

近年の情報伝達のメインは、やはり“インターネット”になるのでしょうか。

 

まぁ、こうしてブログを書いておいてアレですが・・・

インターネット上の情報に関しては、信頼性(信憑性)に欠けるのが、常識。

(もちろん、“便利”ということに間違いはありませんが。。。)

 

そういえば。

 

どなたか、良い“スケジュール管理(カレンダー)アプリ”を、ご存知ないでしょうか??

iPhoneとPC(windows)で同期出来て、限りなくシンプルなもの。

「11:00~13:30」みたいに、時間指定するものは不必要です。

 

今現在、一番使い勝手が良いのは・・・

IMG_1196結局、この「アナログ」タイプなんですが。。。

 

感謝と懺悔

先日(10月26日)、“千葉県東部修法師会”主催による・・・

「放生会(ほうじょうえ)」が、匝瑳市「朗生寺」さまを会場に、開催されました。

 

私たちは、“両親・ご先祖さま”の命を通じて、この世に生まれ・・・

多くの命(食料など)を受け継ぎ、今日を生きています。

 

しかしながら、「命の大切さ」というものを想いながらも・・・

食べ物を廃棄したり、自身の命すら粗末にする者も存在する、という現実がある訳です。

 

古来、仏教では「六斎日(毎月8・14・15・23・29・30日、または甲子の6日間)」と、日を決め・・・

「殺生を行わない」ことや、「新たに生命を放す」ことを、行ってきました。

 

この日も、法要の後には近隣河川にて・・・

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“鯉”などの稚魚を、放生。

 

しつこいようですが、「放生会」は・・・

生命に対する、「感謝(ありがとう)と懺悔(ごめんなさい)」の法要。

 

「そんなの、当然!」って方は、それはそれで素晴らしいこと。

でも、例えば“畜産業・漁業・飲食業”などに従事されてる方など・・・

「建前では、済まされねぇ。。。」って方がいるからこそ、世の中が回ってる訳で。

 

“確信犯”が、良いか悪いのかは分かりませんが・・・

ひっくるめて、「感謝と懺悔」で暮らすことがいかに重要か、と思うのです。

 

さて。

 

こちらも、「生命に感謝(収穫を祝う)」といった分類?なのでしょうか??

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画像は、“ハロウィン”当日の渋谷だそうですが・・・

日本人特有・・・ってことで。。。

(田舎の“スルーっぷり”にも、失笑してしまいますが)

 

「体力、有り余ってんな。。。」

「他に、楽しいことが無ぇんだな。。。」

・・・ってのが、中高年の代表的なご意見だそうで。

 

それにしても、“体力が有り余ってるヤツ”の相手は、大変。

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(私に似ず)“いたずら坊主”に、なってしまったため・・・

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昨日(11月1日)の、題目講(終了後の茶話会)の際も・・・

何かやらかさないかと、常にハラハラ。

 

最近は、色々なものを“ゴミ箱”に入れるのが、ブームのようで・・・

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先日は、檀家さんからお預かりした“塔婆代”を、ゴミ箱へ。

気付かずに“廃棄”してしまう、という事件が勃発。

 

・・・大変、申し訳ございませんでした。

(私のお給料から、弁償させていただきました。。。)

 

でも、檀家さんやご近所さん、友人など・・・

自分の子や孫のように可愛がっていただき、本当に有難く思っております。

 

これがここ最近、私の「感謝と懺悔」でした。。。

口コミ

朝夕、日ごとに涼しくなってまいりました。

 

あとひと月もたたないうちに、日蓮宗では・・・

大本山「法華経寺」さまにて、“日蓮宗大荒行堂”が開堂されます。

→日蓮宗大荒行堂について

 

上記リンクの通り・・・

日蓮宗の大荒行は、11月1日~2月10日までの寒壱百日間。

 

全国から集まった、大勢の僧侶が・・・

千葉県市川市中山の荒行堂にて、この苦修錬行に挑みます。

018 大荒行堂

これに先立ち、日蓮宗千葉県東部修法師会(荒行成満者が有資格者)では・・・

「一日荒行平和祈願祭(通称:一日行堂)」を、開催しています。

 

会員寺院を会場に、荒行堂での一日を“再現”し・・・

普段目にすることが出来ない修行の姿を、解放する訳です。

(動画は、平成24年のものです。。。)

今回(9月28~29日開催)の会場寺院は、大網白里市「正法寺」さま。

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自らの罪障を消滅させるため、寒水に身を清める「水行」は・・・

午前3時・6時・9時・正午・午後3時・6時・11時の、日に7回。

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・・・その他は、「読経三昧」。

日に2時間の睡眠と、朝夕2回の薄粥をすする生活となります。

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今年は、関東一円より・・・

(本年度入行者を含む)お上人方の参加を、いただきました。

 

2日目の、午後からは・・・

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檀信徒の皆さんがお集まりになり、ご祈祷を。

 

実は、昨年も同会場にて開催された「一日行堂」ですが・・・

今年は参詣者が、数倍に。

 

募集方法は、例年同じですから・・・

この結果は、恐らく「口コミ」なんでしょう。

 

さて。

 

いわゆる“広告宣伝費”が、売り上げに占める割合は・・・

その業種によって、大きく異なります。

 

大きいところでは、「通販・サービス業」が15~20%、「美容整形(美容外科)」業界では、40~50%を費やすこともあるらしく・・・

テレビCMや雑誌を見ると、納得してしまいます。

 

きっと、我が業界の“広告宣伝費”の割合は、恐ろしく低いでしょう。

(体質的に難しい面も、確かにありますが。。。)

 

かくいう私も、ホームページ・ブログ・SNSなどに頼るのが、関の山。

「最低限の費用で、最大限の効果を。。。」

・・・なんて言えば、聞こえは良いですが。

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先日、ペットのご供養にいらっしゃった方に、お伺いしました。

(いわゆる、一見さん(?)で。。。)

「ホームページ?ブログ?を、ご覧になって??」と。

 

・・・結果、「口コミ」でした。

 

肩透かしですけど、うれしいもんですね。

おばちゃんの“井戸端会議”は、相当な広告宣伝なのです。。。

イモ兄ちゃん

大変ありがたいことに、更新が“活動”に追いつきません。

順次更新して参りますので、ご容赦ください。

 

先日(9月27日)、八千代市「長妙寺」さまにて・・・IMG_0963

「痔の呪(まじな)い」なる行事に、出仕させていただきました。

 

長妙寺(第29世)日康上人が、法華経三千部を読誦し・・・

この“呪(まじな)い”によって、病気平癒のご祈祷を為されたことに由来する、この行事。

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朝から夕方まで、計8座にわたり、数百名の方がご祈祷を受けました。

 

やはり、恥部の病ということもあって、心身ともに苦悩される方々も多く・・・

全国各地より、申込者が訪れます。

 

ちなみに、昨年はテレビの取材もございまして・・・

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私も(手の)出演が、あったり。。。

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ご祈祷をした“苻”は、その年の恵方(良い方角)に、埋められ・・・

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その後、ご住職により、一年を通じてご祈願が続けられるそうです。

 

・・・この行事が行われるのは、(毎年)旧暦“八月十五夜”。

(最初に“呪(まじな)い”が行われた日、だそうです。。。)

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いわゆる、「中秋の名月」ですね。

 

旧暦では、3か月ごとに“四季”が移ろう、という考えのため・・・

「秋=7月・8月・9月」と、なり。

 

その真ん中である“8月”の、さらに“15日”ということは・・・

“秋のど真ん中”ということで、「中秋」という訳ですが。

 

日本人の感覚(?)としては、上記画像の通り・・・

お月見には、“ススキ・月見団子”といったところ。

 

しかし、お月見の発祥である“中国”の地では・・・

収穫祭の意味も込め、“里芋”をお供えすることが多いんだとか。

 

そのため、美しき「中秋の名月」の別名は・・・

何とも野暮ったい、「芋名月」。

 

調べるに、「イモ=田舎者=野暮ったい」という感覚は・・・

薩摩藩士を小馬鹿にした、“芋侍”という言葉からだそうで。

 

・・・ということは。

「イモ兄ちゃん」の芋は、“サツマイモ”だったんですね。。。

 

かくいう我が千葉県も、“サツマイモ”の産地。

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先日も、箱いっぱいの“サツマイモ”を、頂戴しまして・・・

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本日(毎月一日開催)の、“題目講”の終了後・・・

茶話会にて、消費していただきました。

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女性は、こういうの本当好きですね。

 

俺ぁ、何だか・・・

口ん中、パサパサしちゃって。。。

濃密

この一週間、多くの方々と・・・

「濃密」な時間を、過ごすことが出来ました。

 

まず7月20日、大網白里市「等覚寺」さまより・・・

“日蓮宗千葉県東部青年会”に、出仕のご依頼を賜り。

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午前中には、「海岸唱題行脚」が行われ・・・

青年会会員に加え、多くの檀信徒の方々と、“約6キロ”の行程を行脚させていただきました。

 

この地は、“元禄津波”などによる多くの水難者があり・・・

その“慰霊”のため、各所にて“読経”も行われました。

 

また、この日は“海の日”。

浜辺は、海水浴客で賑わいを見せておりましたが・・・

“海上安全”の注意喚起の意味も込めての、“唱題行脚”ということです。

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午後からは、本堂にて「施餓鬼会」ならびに「祈祷会」が行われ・・・

多くの檀信徒が、手を合わせました。

 

そして、“中一日”挟み・・・

先般の予告通り、7月22~24日“二泊三日”の行程で。

 

第31回少年少女研修旅行「てらこや」が・・・

匝瑳市「飯高寺」さまを会場に、開催されました。

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ここ何年か、続けて会場を提供していただいている、「飯高寺」さまは・・・

飯高檀林(いいだかだんりん)旧跡、つまり昔は“お坊さんの学校”だった訳で。

 

「立正大学発祥の地」であり、「日本最古の大学」ということで・・・

「てらこや」としては、“もってこい”の場所とも言えます。

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“過去最多”の参加をいただいた、今回。

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初日は、“開校式・自己紹介”を終えると、早速・・・

“写経・読経”などの、研修に励みました。

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近隣の“宿泊所”に、移動してからは・・・

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夕食の、“カレー作り”。

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就寝前には、“道徳”の研修。

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身近な人への“感謝”をテーマに、手紙を書きました。

ちなみに、私も・・・

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いただきました、“ラブレター”。

(しかも、2通。。。)

 

・・・・・・つづく。

宣伝=商売=恥ずかしい

「こないだ〇〇神社で・・・えー、お寺で“交通安全”のお祓い、やってたんですか!?」

・・・なんて話は、“お坊さんあるある”だったりします。

 

「神社(神道・神主・神職)」

「お寺(仏教・僧侶・お坊さん)」

「教会(キリスト教・牧師・神父)」

 

皆さま、(大なり小なり)人生の“節目”には・・・

上記いずれかの“宗教施設”に、という方は少なくないと思います。

 

では、どのような“節目”に、どちらに伺いますか?

 

“初詣・お祓い”は、神社でしょうか。

“お葬式・供養”は、お寺でしょうか。

“結婚式”は、教会でしょうか。

 

実は、これらすべてのことは・・・

神社でも、お寺でも、教会でも、承ることが出来ます。

 

“生きる指針”であり、“心の拠り所”というものが、宗教の基本的な存在価値ですから・・・

全部出来ることが、当たり前っちゃ、当たり前なんですよね。

 

・・・海外の方からしたら考えられない、“適材適所(?)”の感覚。

筋を通さないことで、絶妙なバランスを保つような・・・

それはそれで、面白いのかもしれません。

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突然ですが、こんな“ショーケース”を探してました。

 

良さそうなモノがあっても、サイズが合わない。

サイズが合っても、予算が合わない。

・・・なんてやってるうちに、“半年”が経ちました。

 

結局、こんな“チープ”な設計図を描いて、発注。

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一週間ほどで、完成してきました。

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“ハイクォリティ & リーズナブル”な、アクリルケースは・・・

(本来、プラモデルとか飾るやつ。。。)

今まで悩んでたことは何だったのか、と思わせるほど。

 

ブランド・デザインの、価格に対する“+α(プラスアルファ)”なんて、そんなもんですよね。

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・・・早速、“御札・お守り”をディスプレイしてみました。

 

宗教家は、「宣伝=商売=恥ずかしい」と考える人も、少なくないため・・・

その活動自体に、“ベール”がかかってしまうのかもしれません。

 

だからこそ、冒頭に書いたようなことが起きる訳です。

結局、知らないものは頼みようがないんですけどね。

 

・・・と、いう訳で。

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宗勝寺では、「宗勝寺 郵送祈願」として・・・

web上でも、ご祈願のお取次ぎを承っております。

 

また、各種「ご供養水子供養ペット供養)」や・・・

各種「ご祈祷」も、承っております。

 

まずは、お問い合わせください。。。

ドシドシ

境内の“柘榴(ザクロ)”、花が満開です。

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こちら、先般の「開山四百年記念事業」の折に、この場所に“移転植栽”されたもの。

そのため、うまく根が張るか心配していましたが、これで一安心。

 

以前、この場所には・・・

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このような、“お宮”がございました。

 

こちらにお祀りされていたのは、「三十番神(さんじゅうばんじん)」。

毎日交替で、国家や国民などを守護するとされる、以下の通り、“30”の神々のことで。

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(旧暦では基本的に、一か月は30日/一年は360日)

「三十番神」を初めてお祀りしたのは、伝教大師“最澄”と言われています。

 

後に、京都に日蓮宗を布教した“日像上人(日蓮聖人のいわゆる“孫弟子”)によって・・・

法華経御守護の“諸天善神”として、弘められることとなり。

 

今日に至るまで、多くの日蓮宗寺院に「三十番神」がお祀りされるのです。

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このような状態でお祀りされていた、宗勝寺の「三十番神像」ですが・・・

やはり、先般の「開山四百年記念事業」によって、修復されることに。

 

様々なご意見がございましたが、結果として、“お宮”にお戻しするのは断念。

“お宮”の老朽化も甚だしいことから、撤去が決定し・・・

「三十番神像」は、本堂(脇間)へお祀りすることとなった訳です。

 

・・・そして、“修復後”のこと。

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平たく言えば、どれがどれだか、判らなくなってしまいました。。。

 

・・・と、言いますのも。

以前のものは、台座にしっかりと(一体一体)“固定”してありまして。

 

かなり焦ったのは事実ですが、結論から言いますと・・・

裏面にしっかりと、“ナンバリング”してあった訳で。

 

しかしながら当初、テンパって・・・

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“資料”を集めたり、個々の“特徴”を纏めたりする中で・・・

「以前のお祀りの場所が、間違っているのでは??」という疑問が、浮上。

 

明らかなのは、一際“特徴的(見た目が唯一、人間的ではない)”な・・・

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「祇園大明神(二十四日)」の位置が、全く違う。

 

また、分別しやすいのは“持ち物”なのですが・・・

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きっとこれは、宗勝寺にもお祀りされている・・・

「八幡大菩薩(十一日)」(僧形)ではないか、と。

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そんなこんなで、調べれば調べるほど“バラバラ”なことが、判明。

 

しかしながら、「この神様は、絶対このお姿!」というものが、無いため・・・

それはそれは、苦戦しました。

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ジャンル別(?)に分けたところで、ほぼ判別不可能。。。

 

不明なところは、“推測”で並べましたが・・・

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詳しい方のご意見、「ドシドシ」お寄せ下さい。。。

昨日(6月24日)、多古町「妙興寺」さまにて・・・

“千葉県東部修法師会”の、研修会(読誦会)に参加して参りました。

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(↓動画は、一昨年のものです。。。)

「妙法蓮華経法師品第十」には、経典を用いた仏道修行の方法として・・・

“五種法師(ごしゅほっし)”が、説かれます。

 

「受持:じゅじ」 (妙法蓮華経を)深く信じ、信仰を持ち続けること

「読:どく」 (妙法蓮華経を)読むこと

「誦:じゅ」 (妙法蓮華経を)繰り返し、そらんじること

「解説:げせつ」 (妙法蓮華経を)人に説くこと

「書写:しょしゃ」 (妙法蓮華経を)書き写すこと

 

以上、“五種類”の修行法によって・・・

心身が、“清浄”になると言われています。

 

・・・という、理屈は理屈として。

 

かの「ブルース=リー」は、劇中に於いて・・・

「考えるな、感じろ。。。」と、仰った。

 

堂内が、お経の「声」で溢れる、あの“空気感”といったら。

 

私が昔、とあるお上人から言われた・・・

「坊主は、銭にならねーお経読んで、ナンボ。。。」

・・・ってのが、ようやく“しっくり”きだした、今日この頃。

 

僧侶になって、14年目。

業界全体から見たら、私はまだ「ペーペー」です。。。

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私は、ご法事などの際、必ず・・・

「ご一緒に、“お題目(南無妙法蓮華経)”を、お唱えください。。。」

・・・と、促すことを行っています。

 

懸命にお唱えする方や、「ボソボソ」お唱えする方。

全く「声」を出さない方や、いわゆる“口パク”の方。

 

「俺は、“声”に出さなくても心で唱えてる。。。」

・・・なんて、仰る方もいるでしょう。

 

(使い古しの言葉ですが)「叶う」という字は、「口へんに十」と書きますから・・・

(思っているよりも)10回、口にすれば(願いが叶う)なんて。

 

よくよく考えれば、私も様々な“会議”に、出席しますが・・・

「声」に出す人って、ほとんどいないような。

 

日本(民主主義)の議決が、“多数決”だからでしょうか??

つまり、発言しない方が“都合が良い”的な。

 

「意見がある方は、“挙手”にて。。。」

・・・って形式が、悪いんですかね。

 

会議中に黙りこくってるヤツが、終了後に「ベラベラ」しゃべりだして。

でも実は、その時の会話の方が、核心を突いてたりする訳で。

 

・・・さて、これから“法務”です。

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懸命に、「声」を出してまいります。。。

五年越しの悲願

本日(6月21日)、師匠のお寺「浄国寺」にて・・・

「遷座式(せんざしき)」が、厳修されました。

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“遷座”とは、平たく言えば神仏の“お引越し”のこと。

 

この行事は、昨年末より行われていた・・・

「境内整備事業」の、“締めくくり”ともいえるもの。

 

“駐車場”の、拡張や・・・

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“境内トイレ”の、新設。

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“墓地区画”の、整備や・・・

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・・・“参道/墓地”の、玉垣工事。

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以前の“外塀”は、このような状態でしたが・・・

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キレイに、そして堅牢な“外塀”に、生まれ変わりました。

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門前の、老朽化した“参道”も・・・

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・・・ご覧の通り。

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今回“遷座”されたのは、“七面大明神(七面堂)”並びに、“稲荷大明神(稲荷社)”。

 

「浄国寺」の“稲荷社”に関しては、以前も書かせていただきましたが・・・

“七面堂”に関しても、事の顛末はほぼ同じ。

 

寺の手の届かぬところで、管理されてきた訳でしたが・・・

時代が流れ、(上物をそのままに)寺に返却されたのが、“平成22年”のこと。

 

・・・こちらが、その当時の“七面堂”

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日蓮大聖人が、身延の地にて“お説法”なされていたところ・・・

その場には、いつも若い女性がいらっしゃった、と。

 

大聖人が、その女性に水を差し上げ、促しますと・・・

赤い“龍”のお姿となり、“七面山”の山頂へ向け飛び立った、と。

 

その龍は、“七面大明神(七面天女)”で・・・

法華経を信仰する者の“守護神”として、今日まで崇められている訳です。

 

・・・「やっぱり」と言ってしまっては、アレですが。

“稲荷社”の時と同じく、七面堂の中身は「空っぽ」で。

 

それ(平成22年)は、くしくも私が“日蓮宗大荒行堂”に・・・

再行(2回目)としての修行を、発願した時のことでした。

 

こんな“チャンス”は他にないと、七面大明神の“御尊像”を整え・・・

荒行堂内で、聖僧とともに読経を重ねること、寒一百日。

 

帰山して、「浄国寺」にて“帰山奉告”並びに“七面大明神開眼式”を・・・

厳修したのが、“平成23年2月”のことでした。

 

その後、早急に“七面堂”の建立を、住職とともに計画し・・・

それを実行に移そうとした、その時。

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・・・平成23年3月11日を以て、それどころじゃなくなったのでした。

 

「五年越しの悲願」とでも、言うべきでしょうか。

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納まるべきところに納まった、“七面大明神”の御尊像が、尊く見えました。

 

法要中には・・・

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七面池”に、七面山“二之池”より汲ませていただいた聖水を、注ぎ入れました。

 

併せて、以前の“稲荷社”から・・・

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・・・生まれ変わった“稲荷社”にも、“再勧請”を行い。

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参列の檀信徒の皆さまとの“祝宴”を以て・・・

この日を、締めくくるのでした。

 

・・・めでたし、めでたし。

グッタリ

本日(6月14日)、無事に・・・

「宗勝寺開山四百年記念式典」を、終了することが出来ました。

 

“記念事業”として、「仏像修復事業」を発願し・・・

実行委員会を組織して、実動しましたのが“約2年前”のこと。

 

宗勝寺檀信徒の皆さまには、尊い勧募を賜り・・・

山内の全ての仏像が、“1年4か月”の時を経て、修復されました。

 

また、(当初の計画にはありませんでしたが)本日を迎えるまでに、多少の時間を有したことから・・・

「少しでも、寺のために。。。」との思いで、“付帯事業”も行わせていただきました。

 

鬼子母神堂改修工事」や、「題目碑移転・樹木移転伐採」に加え・・・

電柱移設(電線埋設)・敷石工事」や、「舗装(駐車場拡張)工事」等の、境内整備を。

 

さて。

 

宗勝寺の“開基檀越(かいきだんのつ)”、つまり・・・

宗勝寺という寺が開かれるにあたっての、いわゆる“キーパーソン”がいらっしゃって。

 

詳しくは、下記リンクを参照していただきたいと思いますが・・・

→宗勝寺の歴史

その方は、須坂藩(現在の長野県須坂市)の、初代藩主。

 

本年は、宗勝寺開山四百年にして、開基檀越の“四百遠忌”ということで・・・

本日の、“記念法要”を執り行った次第です。

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途中、“実行委員長・実行委員(1名)”の、ご回向もさせていただきましたが・・・

やはり、“2年間”という長丁場には、色々なことがありました。

 

法要の後半には、修復されお帰りになった仏さまに・・・

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改めて、“開眼(入魂)”のご祈祷をさせていただきました。

 

さらに、境内の“鬼子母神堂”へ、移動。

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以前、こちらにお祀りしていた“鬼子母神”さまは、本堂内にお引っ越し。

今般、それを“模刻”する形(色彩は異なります)で、新たに勧請することになり・・・

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“開眼(入魂)法要”が、執り行われました。

 

さらに、開基檀越の“供養塔”に、お参り。

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最後に、参列者全員で記念撮影し、“祝宴”の運びとなりました。

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今は、一息ついて「グッタリ」・・・

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・・・してるのは、“息子”だけ。

(愛嬌を振りまき過ぎたようです。。。)

 

まだまだ、やらなければならないことは“山積み”ですし・・・

新たな目標に向かい、私はすでに動き出しております。

 

ただ、“2年間”の受圧からは解放され・・・

今は、“霧”が晴れたような、清々しい気分です。

 

・・・“おまけ”として。

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「仏像修復事業」↑Before ↓After

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う~ん。。。

やはり、画像ではうまく伝わりませんね。

 

ぜひ直接ご覧いただき、お参りください。

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